老後のために資産運用しようとして失敗した事例

年金がますます先細りになるということから、何とか資産運用をしないと老後が心配だということで勢い込んで始めた友人の失敗談になります。

 

最初は元金保証ということをベースにしていたので、何の心配もなありませんでした。
銀行の定期預金とか、キャンペーンなどがあって、小さな注意書きを見てみると、高利率は3か月間だけと書いてあるようなものです。

 

そのうち、特定の金融機関の特定の支店ですが、30万円の定期預金をすると利率がプラスになり、しかも抽選で1000円の現金が当たるというものがあり、チャンスとばかり、大金をつぎ込みました。
10%の確率で当選ということであり、現にいくつか当たったのでこれもお得でした。

 

また同じところですが、年金を受け取りをそこの指定口座にすると年間500万円まで高い利率の利息になるということで、これも順調にわずかとはいえ資産形成に役立ったのです。

 

デパートの制度で一定のお金を貯蓄すると、そのデパートの商品券のようなものがいただけ、1年で10%増えるという計算になるものもありました。

 

これらに飽き足りなくなったのでしょう。株に手を出しました。
どちらかというと株主優待目当てでしたし、つぎ込む金額もそれほどではなかったので心配はなかったのですが、数年間の変遷の結果、株主優待で得をしたものを除くと収支トントンという結果で、面白くなかったようです。

知り合いの人から持ち込まれた投資信託に手を出しました。投資信託はそれなりのリスクがありますが、それほど大きくはなく多くの人がやっているもので、これも心配しなかったのですが、そのうちにハイリスク・ハイリターン商品に手を出して、大損をしてしまったのです。

 

人はこうしたことに対しては、徐々に慣れから気が緩み、リスクがリスクと感じなくなるようになっているようで、茹でガエルのエピソードを思い出しました。
平均寿命が延びており、老後の生活資金への心配はあっても、資産運用をするのであれば、生活費には手を付けてはならないという教訓を得たのです。